法定講習とは何か

指定自動車教習所の役割は、免許の取得を目指す受講生に対する教習、検定を実施することだけではありません。公安委員会が委託した講習を開催しています。特に重要なのは法定講習と呼ばれるもので、免許の更新時、再教育することを目的として実施されます。多くはビデオ映像で学びますが、時には講師が講話することもあります。受講生は様々で、法令違反した人や、交通事故を起こした人、高齢者、障碍者等が含まれます。

法定講習には安全運転管理者等講習、免許停止処分者講習、免許取得時講習、初心運転者講習、免許更新時講習、高齢運転者講習があり、このうち安全運転管理者等講習とは、多数の車の所有者が定める管理者に対して行われます。これらの講習とは別に、法律が義務付けていないものもあります。例えば、ペーパードライバーが運転し始める時に参加する講習もあれば、特殊な技能を向上させるための講習もあります。大型自動車の運転手や高齢者であれば、こうした講習に自発的に参加することも珍しくありません。また、地理的に天候の影響を受けやすい地域で運転しなければならない人も、特殊な対処方法を学ぶために参加することがあります。

指定自動車教習所はその他にも様々な役割を担っています。例えば、全国交通安全運動において、教習所を開放する事があります。これは警察署や交通安全協会の依頼によるもので、当局と連携しながら地域の安全に貢献しています。教習所内では、地域の人々が様々な体験を通じて学ぶことが出来ます。衝突を疑似体験したり、エアーバッグに触れてみたり、動体視力を測定したりします。教習所によっては無償で教育を施しているところもあり、交通安全教室などが開催されています。